悪を為すも刑に近づく無しとは?意味・語源・例文・類語・反対語

悪を為すも刑に近づく無しの意味

「悪を為すも刑に近づく無し(あくをなすもけにちかずくなし)」とは、悪事を働いたら、それに対する罰が必ず訪れる、という意味を表す言葉です。つまり、社会の理不尽さや不公平さを表現しているわけではなく、むしろ逆で、社会が一貫して公平であること、全ての行為には結果がついてくるという、因果応報の原則を教える格言です。

悪を為すも刑に近づく無しの語源・由来

この「悪を為すも刑に近づく無し」は、古代中国の法典である『唐律』にある「悪を為すも刑に近づく無し」という一節から来ています。『唐律』は、古代中国の唐代の法律で、その条文の一部がこの言葉の語源となっているとされています。

悪を為すも刑に近づく無しの例文・使い方

  • 詐欺を働いた男は、悪を為すも刑に近づく無し、という言葉通り、やがて警察に捕まった。
  • 悪を為すも刑に近づく無しという教えを忘れず、正直に生きて行こう。
  • 彼が詐欺に手を染めていても、悪を為すも刑に近づく無しという言葉どおり、遅かれ早かれ罰は当たるだろう。

悪を為すも刑に近づく無しの類語・言い換え

因果応報、自業自得、自己責任、善有善報・悪有悪報、悪事千里を走る

悪を為すも刑に近づく無しの反対語

有り難うの心、報いを待たず、自己犠牲

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