挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如しの意味
「挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如し(あげることはこうもうのごとくとることはしういのごとし)」とは、物事を始めることは難しくないが、それを完成させることは大変難しく苦労するという意味です。
挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如しの語源・由来
この言葉は、唐の詩人・杜甫の詩集「杜甫詩集」からきています。「挙ぐることは鴻毛の如く」は、鴻毛(こうもう)は軽いので簡単に上げられることから始めることは容易いという意味。「取ることは拾遺の如し」は、拾遺(しうい)は欠けて失われたものを集める作業で、それは疲れるほど面倒で困難な作業であることから、完成するためには困難が伴うという意味になります。
挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如しの例文・使い方
- 新しいプロジェクトを立ち上げることは、挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如しで、最初は簡単だが、それを完成させるまでには大変な苦労がある。
- 私がやりたいと挙手するのは簡単だそうだ。しかし、それを遂行するのは挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如しと言って良い程彼は苦労するようだ。
- 挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如し、というが如く、考えただけでは楽なことでも、実行するとなると話は別だ。
挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如しの類語・言い換え
開始は容易なり終了難し、始めるは易く終えるは難し、スタートは簡単だがゴールは難しい
挙ぐることは鴻毛の如く取ることは拾遺の如しの反対語
始めることが難しいが、終わらせることは簡単、初めは難しいが終わりは易しい、開始は難しいが終了は楽