悪人は我が造りしものに捕らえらるの意味
「悪人は我が造りしものに捕らえらる(あくにんはわがつくりしものにとらえられる)」とは意味の解釈は次の2つの観点から考えられます。
まず一つ目は、自分が作ったもの、自分が仕掛けた罠に自分自身がかかってしまうという意味です。たとえば、人をだましたりするようなことは、最終的には自分自身がそれによって困難に陥るという意味が含まれます。
二つ目は、自分がした悪事によって自分が捉えられる、つまり自業自得、因果応報という意味です。
悪人は我が造りしものに捕らえらるの語源・由来
このことわざは、中国の戦国時代の書物『呉子』に由来すると言われている。しかし、直訳すると、「鼬の子々も穴(あな)に入れば捕らえられる」となり、「我が造りしものに捕らえられる」とは少し意味が異なっています。これは、日本に伝わった際に意訳され、現在の形になっています。
悪人は我が造りしものに捕らえらるの例文・使い方
- 北アルプスで熊に襲われたハンターは、「悪人は我が造りしものに捕らえられる」という言葉を思い浮かべた。
- 彼はいつも人をだましていたが、ついに自分が信頼していた人にだまされてしまった。「悪人は我が造りしものに捕らえられる」まさにその通りだ。
- 自分が仕掛けた罠に自分がかかってしまった。まさに「悪人は我が造りしものに捕らえられる」の言葉どおりだ。
悪人は我が造りしものに捕らえられるの類語・言い換え
自業自得、因果応報、自己矛盾、被害者返り討ち、因果律、罪の報い、罠にかかる
悪人は我が造りしものに捕らえられるの反対語
善人は自己の善行により報われる、善行は我が益となる、好きこそ物の上手なれ、後悔しない