悪に従うは崩るるが如しとは?意味・語源・例文・類語・反対語

悪に従うは崩るるが如しの意味

「悪に従うは崩るるが如し(あくにしたがうはくずるるがごとし)」とは、悪い事柄や間違った行為に流されてしまうと、その結果は自滅につながるという意味の故事成語です。比喩的に、建物が崩れてしまうというイメージを用いています。堅固な建築物でも、基礎や柱が崩れれば倒れてしまいますよね?それと同じで、人の行動も適切でなければ、いずれその人自身の運命を破滅に導くことを表しています。

悪に従うは崩るるが如しの語源・由来

この故事成語の語源は、中国の古代の賢者である孟子の言葉に由来しています。孟子は人々に対して、道徳的な行為を促し、悪行を戒めるように多々説いていました。そして、「悪に従うは崩るるが如し」は、その教えを表現した言葉の一つです。

悪に従うは崩るるが如しの例文・使い方

  • 彼は違法な手段で金を得たが、その結果、全てを失ってしまった。まさに悪に従うは崩るるが如しという教訓だ。
  • 友人に黙って嘘をついてしまい、信頼を失った。悪に従うは崩るるが如し、次には正直さを忘れないようにしよう。
  • 彼女は試験に受かるために不正行為を働いたが、結果、学校から追放されてしまった。悪に従うは崩るるが如し、自身の行為を見直すべきだ。

悪に従うは崩るるが如しの類語・言い換え

覆水盆に返らず、善行は福となり、悪行は災いとなる、蓼食う虫も好き好き

悪に従うは崩るるが如しの反対語

利に走っても災いを避ける、善行が報われる、美徳は必ず報われる

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