悪小なるを以て之を為すこと勿れとは?意味・語源・例文・類語・反対語

悪小なるを以て之を為すこと勿れの意味

「悪小なるを以て之を為すこと勿れ(あくしょうなるをもってこれをなすことなかれ)」とは、性急に悪事に手を染めてはならないという意味です。目の前の小さな悪を実行することで、結果的に大きな失敗や過ちを招くことを避けるべきだという戒めの言葉です。

悪小なるを以て之を為すこと勿れの語源・由来

この言葉は、中国の古代の文献「荘子」に出てくる「善小なるを以て之を為すこと能わず、悪小なるを以て之を為すこと勿れ」という一節から来ています。悪事がささいなものであっても、それが積み重なると大きな過ちとなるという警告の意味が込められています。

悪小なるを以て之を為すこと勿れの例文・使い方

  • 偏差値を少しでも上げるために、不正を働く生徒に対して教師が「悪小なるを以て之を為すこと勿れ」と教える。
  • 小さなウソから信頼を失うことになり、親友に「悪小なるを以て之を為すこと勿れ」と諭された。
  • 金銭トラブルで友達を裏切ることになったとき、自分自身に「悪小なるを以て之を為すこと勿れ」と唱えて心を正した。

悪小なるを以て之を為すこと勿れの類語・言い換え

小さな悪を犯さない、悪事は差し控えるべきだ、悪道に走らない、些細な悪に手を染めない

悪小なるを以て之を為すこと勿れの反対語

悪に手を染める、悪を繰り返す、罪を犯す、道徳を無視する

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