秋の日は釣瓶落としの意味
秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)という表現は、秋の日の長さが急に短くなる様子を表しています。太陽がゆっくりと西に沈む様子を見ていると時間がゆっくりと過ぎているように感じますが、ある瞬間から急に暗くなるのです。それはまるで、井戸の釣瓶が一定の速度で降りて行くが、いきなり底に落ちるような感じに似ています。
秋の日は釣瓶落としの語源・由来
この表現は、古くから日本人が秋の日没の特徴を表すために使ってきたもので、平安時代の和歌にも「秋の日は釣瓶落とし、春の日は盃盛り」と表現されています。ここでいう釣瓶とは、井戸から水を汲み上げるための道具で、釣瓶が一定の速度で井戸の底に下がり、いきなり落ちる様子からこの言葉が生まれました。
秋の日は釣瓶落としの例文・使い方
- 秋になると一日があっという間に過ぎてしまう。まさに秋の日は釣瓶落としとはこのことだ。
- もう夕方か。秋の日は釣瓶落としというが、本当にあっという間だ。
- 秋の日は釣瓶落とし、ずっと遊んでいたいけど、もう帰る時間だよ。
秋の日は釣瓶落としの類語・言い換え
一日があっという間に過ぎる、時間が経つのが早い、日が落ちるのが早い
秋の日は釣瓶落としの反対語
春の日は盆盛り、一日が長い、時間が経つのが遅い、日が落ちるのが遅い