逢えば五厘の損がいくの意味
「逢えば五厘の損がいく(あえばごりんのそんがいく)」とは、自分がなんらかの面で負担を感じる人物と出会うと、その人物と関わるたびに損をするという意味です。五厘の損とは具体的な金額の話ではなく、「出会うたびに少しずつ損をする」という象徴的な表現です。
逢えば五厘の損がいくの語源・由来
ことわざ「逢えば五厘の損がいく」は、元は江戸時代の大坂の商人たちの間で使われていた言葉で、商取引で出会う度に利益ではなく損をするほどの相手として表現されていました。五厘(ごりん)とは、当時の貨幣である「文」という単位の一部で、わずかな額を指しています。
逢えば五厘の損がいくの例文・使い方
- あの人とはなるべく関わらない方がいい。逢えば五厘の損がいくからだ。
- 逢えば五厘の損がいくとはまさに彼のことを言っているみたいだ。
- 今度からは彼とは避けて通りたい。逢えば五厘の損がいくので。
逢えば五厘の損がいくの類語・言い換え
関わるだけで疲れる人、出会う度に損する人、会うだけで損をする人
逢えば五厘の損がいくの反対語
逢うたびに得をする、出会うと運が良くなる、接すると利益が出る