愛屋烏に及ぶの意味
「愛屋烏に及ぶ(あいうんにきゅうする)」とは、自分が愛する物への気持ちが影響を及ぼして、その周囲や部分的なものすら価値があると思えるようになるという意味を持つ言葉です。直訳すると「愛する家に対する気持ちが烏まで及んでいる」となります。烏は普段なら価値がないと思われるものでも、それが愛する家に関連していることで特別視されるというイメージを表します。
愛屋烏に及ぶの語源・由来
「愛屋烏に及ぶ」の語源は、中国の古い故事に由来します。その故事によれば、ある家がとても美しく、その家の主人がその家をとても愛していました。そのため、その家の周囲にいる烏まで、その主人にとっては愛おしく、価値がある存在と感じられるようになったという話から来ています。
愛屋烏に及ぶの例文・使い方
- 彼女はそのバンドが大好きだから、メンバーの趣味や好きな食べ物まで気になる。まさに、愛屋烏に及ぶという感じだ。
- この町に住み始めた当初は何もかもが新鮮で、細かな地元の歴史や風習に興味を持つようになった。まるで愛屋烏に及ぶかのようだ。
- あの店のラーメンが大好きで、スープのレシピや麺のこだわり、店長のエピソードまで調べてしまった。完全に愛屋烏に及んでしまっている。
愛屋烏に及ぶの類語・言い換え
特別視する、価値づけする、こだわる
愛屋烏に及ぶの反対語
無関心、見捨てる、軽視する