岡目八目の意味
『岡目八目(おかめはちもく)』とは、他人のことや他人の行い、他人間の争いなどを第三者の立場から見た時に、より明確に見抜ける状態を表す言葉です。つまり、関係者外から見ると、事態の全体像や真相をより冷静に、または客観的に捉えられる、という意味を含んでいます。
岡目八目の語源・由来
岡目八目の語源は、室町時代の歌舞伎の世界に由来します。「岡」とは分かれ道のことで、「目」は見ること、「八目(やつめ)」は目が肥えているという意味です。つまり、「分かれ道から見ると目が肥えている(よく見える)」意味合いがあり、これが転じて「第三者の視点から見ると客観的に見える」という意味になりました。
岡目八目の例文・使い方
- 二人の喧嘩を見ていたら、岡目八目ではっきりとどちらが悪いかわかった。
- 自分では気づかなかったが、岡目八目から指摘を受け、間違いに気づくことができた。
- 岡目八目で見ると、彼の計画には問題があるように思える。
岡目八目の類語・言い換え
客観的に見る、冷静に判断する、外野から見る
岡目八目の反対語
当事者目線、当事者視点、内側から見る