四面楚歌の意味
四面楚歌(しめんそか)とは、周囲を敵に囲まれて、どの方向からも助けがない状況を指す表現です。一人だけ孤立して、四方八方から攻撃されるようなきつい状況をイメージします。
四面楚歌の語源・由来
この表現は中国の春秋時代の戦闘で起こったエピソードから来ています。楚の王が敵国に包囲された際、助けとなる味方が四面すべてに散らばっていた楚の兵士たちが、皆同時に楚の歌を歌い始めたことから、皆が周囲から楚の歌が聞こえ、孤立無援であることを悟りました。
四面楚歌の例文・使い方
- 学校でのイジメに遭って、彼は四面楚歌の状況に陥った。
- 彼の提案は会議で皆から反対され、四面楚歌の状況となった。
- 敵に包囲され、ここはまさに四面楚歌だ。
四面楚歌の類語・言い換え
孤立無援、孤軍奮闘、窮地に立つ、窮地に追い込まれる
四面楚歌の反対語
味方わんさと、助力が満ち溢れる、四面楽土