鶏口牛後とは?意味・語源・例文・類語・反対語

鶏口牛後の意味

鶏口牛後(けいこうぎゅうご)は、小さな立場でも自分の決断や意志で物事を進める方が良いという意味を持つ言葉です。「鶏口」は鶏の口、すなわち小さな組織や立場を、「牛後」は牛の尾、つまり、大きな組織や立場の末端を示します。自分が主導権を持てる小さな組織にいる方が、大きな組織で主導権のない末端にいるよりも良い、という意味合いを表します。

鶏口牛後の語源・由来

「鶏口牛後」は、中国の戦国時代における名将、諸葛亮の言葉から来ています。「為脅雞口、宁逐牛後」という原文の意味は「鶏の手前で吼えるくらいの存在であれ、牛の後ろを追いかけるような存在にはなりたくない」というもので、それが短縮され「鶏口牛後」という四字熟語になりました。

鶏口牛後の例文・使い方

  • 新しいプロジェクトを立ち上げるとき、彼は「鶏口牛後だと思うけど、自分のアイデアを形にしてみたいんだ」と言っていた。
  • 大小どちらの企業で働くか迷っている友人に、「鶏口牛後という言葉を考えて、自分の決断を試してみてはどうか」とアドバイスした。
  • 鶏口牛後の考え方を持つことで、自分の信じる道を歩き続けられると思っている。

鶏口牛後の類語・言い換え

立身出世、自己表現、自己主張、自己決定、リーダーシップ、自立心

鶏口牛後の反対語

牛耳を執る、大器晩成、集団行動、既成概念、従属関係、従順心

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