因果応報とは?意味・語源・例文・類語・反対語

因果応報の意味

因果応報(いんがおうほう)とは、自分のしたこと、つまり「カ」(因=行為、原因)がその後の自分の運命、つまり「カ」(果=結果、報い)を作るという考え方のことを指します。一言で言えば、「自分のしたことが、その後の自分に跳ね返ってくる」という意味です。これは、善いことをすれば善い報いが、悪いことをすれば悪い報いがあるという、仏教の教えから来ています。

因果応報の語源・由来

因果応報の語源は、中国で成立した仏教の経典から来ています。仏教では、すべての事象は原因と結果が関連する「因果」の法則によって成り立っていると考えられてきました。良い行い(因)をすれば良い結果(果)が、悪い行いをすれば悪い結果が戻ってくる(報)とされ、これを「因果応報」と呼んでいます。

因果応報の例文・使い方

  • 彼は詐欺を働いて大金を手に入れたが、後に自身も騙されて全ての財産を失った。まさに因果応報だ。
  • あの人は自分への誹謗中傷をしっかり覚えており、それが最後には自分に返ってきた。それが因果応報というものだ。
  • 彼女はいつも周りの人を助けたり、困っている人を見かけると放っておけない性格だった。そのおかげで、彼女自身が困った時、必ず誰かが助けてくれる。これが良い意味での因果応報だ。

因果応報の類語・言い換え

自業自得、善因善果、悪因悪果、種をまけば果がなるそこで、詰め将棋

因果応報の反対語

報いなし、因果無報、善因悪果、悪因善果

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