明鏡止水とは?意味・語源・例文・類語・反対語

明鏡止水の意味

“明鏡止水”とは、心がまったく揺るがず、正しく冷静な状態を指す四字熟語です。それはまるで、静かに水面に映る明鏡のような状態を表現しています。

明鏡止水の語源・由来

“明鏡止水”の語源は、中国の古い故事「紀效新書」に出てくる話からきています。それによると、中国の書家である王羲之の息子の王献之が、その父から書道を学ぶ際に、自分の心が落ち着いていないと字がうまく書けないと気づき、そこから「心を鏡のように明らかにし、止水のように静める」という心構えを身につけたという話から生まれた言葉とされています。

明鏡止水の例文・使い方

  • 彼のピアノの演奏は、まるで明鏡止水のようだった。
  • 試験前に、明鏡止水の心境を保つために、深呼吸を続けていた。
  • プロのスポーツ選手とは、舞台で明鏡止水の精神状態を保てる者のことを言う。

明鏡止水の類語・言い換え

心静かに、虚心坦懐、沈着冷静

明鏡止水の反対語

狼狽する、慌てる、心乱れる

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