九死一生の意味
「九死一生」は、死に至るほどの危険や困難を乗り越えて生き残る状況を表す言葉です。かなりの危険や困難に巻き込まれ、そのうち死に至る可能性が強いほどの状況で、かろうじて生き残ることができたという場合に用います。
九死一生の語源・由来
「九死一生」の「九」と「一」は比率を表しており、十分の九つ(つまり大半)が死で、残り十分の一つが生という意味が込められています。つまり、圧倒的に危険な状況でありながら、一部の希望を持って助かる状況を表現しています。大変厳しい状況から逃れることができたときに使われる表現です。
九死一生の例文・使い方
- 大雪の山で遭難し、数日間食べ物もなく過ごしたが、九死一生で救助された。
- 大怪我をしたサッカー選手が力を振り絞り、九死一生で試合に立ち戻った。
- 絶体絶命の状況から抜け出すために、会社の再建計画を九死一生で進めた。
九死一生の類語・言い換え
辛うじて助かる、一髪、際どい、危うく、ぎりぎり
九死一生の反対語
余裕綽々、楽々、安全圏内、余裕がある