蛍雪之功の意味
「蛍雪之功」は、自分の学問や能力を向上させるために、夜遅くまで勉強したり、苦労したりした努力や功績のことを指します。特に、困難な状況下でも勉強し続ける様子を表現する言葉としてよく使われます。
蛍雪之功の語源・由来
「蛍雪之功」の語源は、中国の古典「唐書」に記された、貧しい家庭に生まれたが、夜な夜な蛍の光で、また冬には積もった雪の反射で文字を読み、独学で学問を志した陸抗の逸話からきています。「蛍」、「雪」はそれぞれ蛍の光、雪の明かりを象徴し、「之功」はその労力・功績を表しています。
蛍雪之功の例文・使い方
- 彼の進学は、毎晩遅くまで図書館で勉強していた蛍雪之功である。
- あのピアニストの演奏技術は、何年も寝る暇も惜しんで練習してきた蛍雪之功があってのことだ。
- 一流の料理人になった彼女の技術は、苦しい状況の中、自己啓発を怠らなかった蛍雪之功の結果と言えるでしょう。
蛍雪之功の類語・言い換え
血のにじむ努力、自己啓発、自己研鑽、鍛錬、修練
蛍雪之功の反対語
怠ける、手を抜く、遊びに走る、怠惰、放任