鞍上人なく鞍下馬なしの意味
「鞍上人なく鞍下馬なし(くらじょうひとなくくらかうまなし)」とは、「主人がいなければ奴隷もいない」という意味の言葉です。一部では、「主と従、両方が必要である」という意味にも使われます。言葉に含まれる「鞍」とは馬に乗るための椅子のようなもので、「鞍上人」は馬に乗る人つまり「主人」を、「鞍下馬」は馬つまり「奴隷」を表しています。
鞍上人なく鞍下馬なしの語源・由来
この言葉は、中国の古代の王様が政治を進める上で人々に示した言葉だとされています。それは「主人がいなければ奴隷もいない、主人と奴隷はお互いに存在することで成り立つ」という意味を込めており、国家や組織における主従関係の重要性を説いています。
鞍上人なく鞍下馬なしの例文・使い方
- マネージャーがいなければ、スタッフもいない。それは「鞍上人なく鞍下馬なし」だ。
- 先生がいなければ、生徒もいない。それを「鞍上人なく鞍下馬なし」という。
- 親がいなければ子供もいない、これが「鞍上人なく鞍下馬なし」の意味だ。
鞍上人なく鞍下馬なしの類語・言い換え
主従関係、上下関係、主から生じる従
鞍上人なく鞍下馬なしの反対語
自立精神、独立心、独立自主