訐きて以て直と為す者を悪むとは?意味・語源・例文・類語・反対語

訐きて以て直と為す者を悪むの意味

「訐きて以て直と為す者を悪む(けんきてもってただとなすものをにくむ)」とは、人の欠点を指摘し、その指摘によって正しい方向に導こうとする人を非難するという意味です。つまり、他人のいいつけやアドバイスを敵視し、反感を抱くという意味合いが込められています。

訐きて以て直と為す者を悪むの語源・由来

この言葉は、中国の古典『荘子』からとられた言葉です。「訐」は、他人の欠点を指摘する、「以て直と為す」はその欠点によって正しい道に導こうとする、「悪む」はそのような行為を非難するという意味です。

訐きて以て直と為す者を悪むの例文・使い方

  • 困っている友達を見て、アドバイスをしたのに、「訐きて以て直と為す者を悪む」かのようにキレられた。
  • 学校での成績不振を指摘された息子が、「訐きて以て直と為す者を悪む」かのように反抗的になった。
  • 社員のミスを指摘しただけなのに、「訐きて以て直と為す者を悪む」かのように非難された。

訐きて以て直と為す者を悪むの類語・言い換え

忠告を逆恨みする、アドバイスを悪くとる、指摘を嫌う、警告を否定する、注意を排斥する

訐きて以て直と為す者を悪むの反対語

指導を受け入れる、忠告を喜ぶ、アドバイスに感謝する、注意を感謝する、警告を受け止める