馬耳東風とは?意味・語源・例文・類語・反対語

馬耳東風の意味

馬耳東風(ばじとうふう)とは、人の言葉や忠告などが、まるで風が馬の耳をかすめるように無視され、すぐに忘れ去られてしまう様子を表す言葉です。つまり、他人からの批判や助言を全く気にせず、自分の意志を通したいときや、自分の考えを変えないで物事をすすめていく様を指します。

馬耳東風の語源・由来

馬耳東風の語源は、中国の古典籍「戦国策」中の逸話から来ています。「東風」は古代中国では春の風を意味し、春の風が柔らかく、馬の耳をくすぐっても馬は全く気にしない、という意味合いが込められています。

馬耳東風の例文・使い方

  • 先生の注意も彼にとっては馬耳東風だ。
  • 親の忠告も彼女には馬耳東風だった。
  • 我が社の苦境を伝えるも、株主たちは馬耳東風の様子だった。

馬耳東風の類語・言い換え

無視、スルー、聞き捨て、耳を貸さない、聞こえないふりをする、聞き流す

馬耳東風の反対語

耳を傾ける、真摯に聞く、耳を貸す、注意深く聞く、教訓を受ける、受け入れる、理解する

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