天衣無縫の意味
天衣無縫(てんいむほう)とは、人が自然体で作為や欠点を感じさせない様子のことを指す表現です。まるで天から降ってきた衣(服)には縫い目がないように、無理や人間の偽りや欠点が無く、ありのままの自然さを意味します。
天衣無縫の語源・由来
“天衣無縫”という言葉は、もともとは中国古代の仏教語から来ています。「天に浮かんでいるようなすばらしい服は、縫い目がない」という意味合いから、自分を飾ることなく、無駄や欠点のない自然な姿を指して「天衣無縫」と言います。
天衣無縫の例文・使い方
- その役者の演技は天衣無縫で、見ているこちらまで引き込まれてしまった。
- 彼女のスピーチは天衣無縫で、聞く人全員が感動していた。
- 彼の文章は天衣無縫だ。無駄な表現が一切ない。
天衣無縫の類語・言い換え
自然体、無造作、無駄がない
天衣無縫の反対語
作為的、人為的、不自然