風林火山の意味
「風林火山」は、情状や状況に応じて様々に対応できる、あるいは行動する事を指す言葉です。「風」は突如として変わりやすい様子、「林」は穏やかで静かな様子、「火」は積極的で攻撃的な様子、「山」は堅実で安定した様子をそれぞれ表します。
風林火山の語源・由来
風林火山は、戦国時代の武将・武田信玄の家紋及びその口伝から来ています。この四字熟語は中国の戦術書「孫子」から生まれました。「兵者、詭道也。故能而示之不能、用而示之不用、近而示之遠、遠而示之近。利則行、不利則止、動静之理、兵之訓也。」という一節を指し、これを四字に凝縮したものが「風林火山」です。戦場の状況に応じて、様々な対応をすることの重要性を表しています。
風林火山の例文・使い方
- 彼の風林火山の実業家っぷりには脱帽だ。
- あのチームは攻めも守りも風林火山で、相手に合わせた戦略が功を奏した。
- 風林火山のごとく状況に応じて自分を変えることが、リーダーの重要な資質だ。
風林火山の類語・言い換え
変幻自在、器用、多才
風林火山の反対語
単調、一筋縄ではいかない、一面的